文化の違い③何色の服を着ますか?
こんにちは。
関市外国人支援センターのタパまどかです。
皆さん何色の服が、好きですか?
私は濃いめのグリーン。ネイビーが好きです。
肌の色にあって、明るく見えるからと、気分が上がるから。
ネイビーは、無難とも言われるかもしれませんが、ちょっと上品で、黒の中の青みが何ともいいですよね。藍染の色とか吸い込まれるような青が好きです。
どちらかというとピンクとか可愛らしい色よりも、ビビットな色やアースカラーが昔から好きです。
自然の色のグリーンは色んな色がありますよね。
私が特に好きなのは、
5月頃の新緑の若葉の色。
遠目から見た山が、まばらに新緑の緑と混ざったあの感じが、何とも言えないうきうきしたような、みずみずしい、爽やかな気分になります。
文化の違いの話で、パート3。今日は色の話をしたいと思います。
ネパールで、女子たちとファッションやメイクや話をしていて、
何色が好き?
と聞かれて、
「みどり!」と言うと、
たいがい女子たちの反応は…
へぇ?みどり?
とかいうイマイチな反応が返ってきます。
未婚者の若い子たちに好きな色を聞くと、紫とかピンクとかもありますが、結婚したら赤だよねーっていう、共通認識というか常識みたい。
ヒンドゥー教の文化では、
既婚者は赤!身につけるものは断然赤!赤が1番!服も、リップもネイルも… 腕輪もネックレスも赤ばっかり。
え?そんなに!赤なの?
というくらい赤です。個人的は似合う色、きれいに見える顔映りのいい色を着たいです。
結婚式も花嫁の衣装は伝統的なサリーなのですが、これも赤。赤はおめでたい色なのです。
なので、ネパールで結婚式を挙げた私はサリー選びに苦労しました。どんな赤ならいいのか、いろいろ探して…そのうちだんだんどれがいいのか、わからなくなってくる…色の問題じゃないかも。笑
日本でも紅白まんじゅうとかあるので、2本も赤はおめでたい色ですが、結婚式は白いドレスや白無垢な着物だったりしますよね。
ネパールでは、白は死を意味する色です。
お葬式では、夫を亡くした妻は白装束。
夫をなくすと、あんなに真っ赤だった服や小物やメイクも、卒業です…泣
国も違えば、色に対する価値観も違います。ネパールでも100以上の多民族国家なので、宗教や民族で違ってくると思います。
なんかおもしろいですねー。